日本語のフリーフォントは年々増えて今や膨大な量が存在します。しかし多くなるほどに、どれを選べば良いか分からなくなるものですよね。
今回はそんなあなたのために幾つかのルールを設けて350以上のフォントから「これはいい！」と思えるフォントを11個厳選して選んでみました。
もちろん現段階で商用可フォントを選んでおりますが使用されるタイミングによってはルールが変わっている場合もあるのでライセンスは確認してくださいね。
選考ルール
- ひらがなだけではなく漢字も含まれていること
- 実際に使って素人っぽくならないこと
- PCデフォルトフォントで代用できないようなフォント
- 漢字の量が少なすぎる場合は却下（オプションで用意されていればOK）
執筆者紹介
Web／UIデザイナー歴17年目のフリーランス。これまで数々のWebデザインスクール取材＆体験を行ってきた経験をもとにしたWebメディアを運営。多数の大手企業Webサイト制作経験あり。» 詳細はこちら
フリーフォント一覧
ロゴタイプゴシック
モリサワの丸フォークっぽい印象のフォントですね。「株式会社◯◯」など企業・医院系のロゴで利用しやすそうな日本語フォントです。
丸フォークとはやはり違いはありますが無料でこのクオリティが利用できるのはありがたいです。（ちなみにオリジナルサンプル画像は簡単に利用イメージを作ってみたものです）
ロゴタイプゴシックコンデンスド
上記ロゴタイプゴシックの文字幅を狭くしたコンデンスドタイプのフォントです。
また少し印象がスッキリしますね。こちらもタイトル通りロゴで利用しやすい存在感のある日本語フォントです。どちらかというとこのフォントの方が好きですね。
Noto Sans CJK JP
GoogleがAdobeと協力して作った日本語フォント。さすがのクオリティです。ちょっとAXISフォントっぽい印象がありますね。そんなイメージでサンプル画像を作ってみましたがやはり本格的な感じがします。
15万円以上するAXISフォントと比べるのも何ですが、このクオリティが無料で利用できるのはすごいですね。
M+ FONTS
こちらも上記Noto Sans CJK JPにちょっと似ていますが、また少し印象が異なってちょっと丸みを帯びています。
どちらが良いか、好みもあると思いますが個人的には少し真面目な印象をベースにする場合は上記のNoto Sans CJK JP、柔らかい印象で少し若者向けにアピールするならこちらのM+FONTSを利用したいですね。
ピグモ01
アート感満載の超個性的な日本語フォントです。それでいて安っぽくならずしっかりとバランスが整うあたりがこのフォントの凄いところ。
デザイナーであればこういうロゴはゼロからデザインしますが、デザイナーに頼らずそれなりにしっかり個性的なロゴを作りたい場合はこのフォントは大活躍間違いなしです。（もちろんデザイナーが利用してもいいです！）
あられ
切り絵や木版画のような素朴な味わいを感じさせる日本語フォントです。人情味を感じさせながらもちょっとオシャレにバランスの整った文字ができあがります。
とても好きなフォントですが無料版は漢字の量が少ないため、本格的に利用されたい場合は3,000円(税別)ほどでより多くの漢字が入ったフォントを購入されるのがおすすめです。
国鉄っぽいフォント
ベースはタイトル通り「国鉄っぽい」イメージで作られたフォントです。しかし利用シーンによってはこのフォントがバッチリ合います。例えばサンプル画像のようなイメージ。マジメなんだけどちょっと面白さがあってクリエイティブな印象を与えます。
似たようなフォントもありますが、個人的にはこのフォントがバランス整ってて好きです。なお、商用利用する場合は作者の方へのご一報が必要です。
こころ明朝体
繊細で柔らかく、優しい印象を与える明朝体のフォントです。上品でありながら個性的で、サンプル画像では商品名的な使い方をイメージしてみました。これがフリーフォントで実現できるなんて、ありがたいですね。
こちらも似たフォントがいくつかありますが、このフォントが一番バランス整ってて好きです。
墨東ルイカ
スッキリと優しい印象の日本語フォントです。少し人情味を感じさせるフォントですので、自社のメッセージを伝えたい時などにハマりそうなフォントですね。サンプルでもそのように作ってみました。有料で売られていても全く問題ないレベルです。
こちらも無料版は漢字の量が少ないため、本格的に利用されたい場合は有料版の購入がおすすめです。
851テガキカクット
カクカクと特徴的なフォントです。個性的でありながら安っぽくならず、比較的バランスも整いやすいです（が、もちろん文字間隔の調整は必要です）。
個性的なタイトル等におすすめです。
出島明朝フォント
太めで少し手書きの印象がある明朝体のフォントです。しっかりしすぎず人間味を感じさせるので、使い方によってはとてもハマるフォントですね。
サンプルでは田舎の食堂屋をイメージして作ってみました。バランスも整いやすくて使いやすいです。
その他
ちなみに、これらフリーフォントでも良いのですが、できれば1つ有料のフォント集を持っていればデザインの選択肢がぐっと広がるのでおすすめです。
以下サイトでは有料日本語フォントが数多く販売されていますので、チェックしてみてくださいね。
有料日本語フォントサイト
また、Adobe CCにはモリサワなどの日本語書体が324書体ほど無料で使えるAdobeフォントというサービスが付属します。
Adobe CCを年額39,980円（税込）で手に入れる方法についても掲載しておりますので、興味のある方はぜひご覧ください
まとめ
膨大なフリーフォントの中でも厳選した11点をご紹介してまいりましたが、いかがでしたでしょうか？
無料だけに様々なフォントが存在しますが、ご紹介したフォントはどれもレベルが高く有料でも購入したいものばかりです。
まだまだ発掘できていない優良フォントもありますし、増えてきている日本語WEBフォントもありますので、また次の機会にご紹介させていただきますね。
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