Webデザイナーになりたいんだけど、自分に適正があるか分からない!!
というあなたのために、簡易的ながらもチェック項目を作ってみましたので、未経験の方はぜひ試してみてください。
Web/UIデザイナー歴17年目のフリーランス。これまで数々のWebデザインスクール取材&体験を行ってきた経験をもとにしたWebメディアを運営。多数の大手企業Webサイト制作経験あり。» 詳細はこちら
Webデザイナーの適性チェック!
いきなりですが、あなたはデザインが好きですか?もし好きなら十分適性はあると思います。
でもそれだけじゃ言葉足らずなのでもう少し深く掘り下げてみたいと思います。
自分がWebデザイナーに向いているかどうかを手っ取り早く理解するためには、Webデザイナーの作業内容について理解するのが一番です。
Webデザイナーの作業内容は色々ありますが、それぞれの作業が
- やりたい!
- できる
- できそう
- 苦手かも
- 絶対ヤダ!
の5段階評価で見れば大体適性があるかどうか分かるのではないでしょうか。
ここからWebデザイナーの作業内容についてざっくり分けて見ていきますので、それぞれご自分で評価してみてください。
ここでイメージするWebデザイナーとは
ちなみにここでご紹介するWebデザイナーというのはホームページを全部作る人ではなく、分業制でWebのデザインだけ担当する人をイメージしています。
Webデザイナーの適性チェック1. デザインの方向性決め
打合せではWebディレクターから「こんなクライアントで、ターゲットは誰それで、構成書はこんなイメージ」という感じの話を聞きます。
そしてこの話を聞いた上で「デザインの方向性」というものをデザイナーのあなたは提案していく必要があります。
その方向性を提案するには、これまでどれだけ多くのデザインを見てきたかが問われます。
頭の中にデザインの引き出しが沢山あればデザインの方向性と表現方法を提案することができますが、引き出しがないとそれだけ方向性出しに苦戦することになります。
インプットが少なければアウトプットもとても限られてしまうのがこのデザインの方向性提案です。
デザインが好きな人ならWebに限らずおのずと雑貨やインテリアや雑誌などのデザインに目が行くと思いますが、あなたはいかがですか?
適性度チェック
ここから質問です。
質問
あなたはこの方向性の提案、やれそうですか?
答え
- やりたい!:25点
- できる:20点
- できそう:15点
- 苦手かも:5点
- 絶対ヤダ!:0点
※点数は後で合計しますので、メモしていってくださいね。
Webデザイナーの適性チェック2. 構成書の整理
構成書(ワイヤーフレーム)とはWebサイトに配置される要素やレイアウトを記した設計図です。
Webディレクターやプランナーから渡され、紙やパワーポイント、Excelなど様々なもので用意されます。
Webデザイナーはこのワイヤーフレームをもとに実際のデザイン作業を進めます。
このワイヤーフレーム、「ほぼこのままデザインして」と言われた場合は別として、一般的にはレイアウトや配置で気づいたところをWebデザイナーが整理するシーンが多いです。
全くそのままデザインするシーンはあまり多くないですね。
ワイヤーフレームはデザインが得意なディレクターであれば考え込まれたものを貰うことができますが、必ずしもそうでないディレクターが一般的ですので、レイアウトや配置の提案など、Webデザイナー目線で情報整理する必要があります。
情報整理未経験のあなたにとっては適性を判断することが難しいので、例えばでお話すると、あなたの部屋がもしすごく散らかっていても、いざとなったらきっちり整理整頓できますか?
同じ種類のものをまとめ、よく使うものを取り出しやすいように近くに置いたり、見やすいように場所を工夫したり。
もしできるあなたは、素質があるかもしれません。
適性度チェック
ここから質問です。
質問
あなたは部屋の整理整頓、やれそうですか?
答え
- やりたい!:25点
- できる:20点
- できそう:15点
- 苦手かも:5点
- 絶対ヤダ!:0点
Webデザイナーの適性チェック3. デザイン作業
上記ワイヤーフレームの整理と同時に実際のデザイン作業はスタートします。
デザインの方向性出しともリンクしますが、ここでも「デザインの引き出し」がとても重要になります。
方向性出しでイメージしたものを実際のデザインで形作っていく作業です。
ここではデザインの引き出しの他、さらに「デザインの知識」が必要になります。
たとえばこんなイメージ
- ここは信頼感を表したいから青色を使う
- ここは柔らかい印象にしたいから角を丸くする
- ここは高級感を表したいから余白を多く取る
- ここはアカデミックなイメージだから明朝体のフォントを使う
- ここはボタンを押しやすいよう◯ピクセルで作る
などなど。
デザインの引き出しが多いほど感覚で表せることも多いのですが、デザインの知識を知ることでより計画性のあるデザインを作り出すことができます。
そして一つ一つに意味のあるデザインにすることで、
- この色を選んだ理由
- この写真を選んだ理由
- 全体のデザインバランスの理由
などなど、なぜこのデザインなのか?を全てのエリアで理論立てて説明できるようになるため、ディレクターやクライアントへの説得力はハンパないです。
これはとにかくデザインの勉強しかありません。
適性度チェック
ここから質問です。
質問
あなたはデザインの勉強、やれそうですか?
答え
- やりたい!:25点
- できる:20点
- できそう:15点
- 苦手かも:5点
- 絶対ヤダ!:0点
Webデザイナーの適性チェック4. 修正作業
仕上がったデザインを初めてクライアントに提出した後は、基本的には修正依頼がやってきます。
修正内容は大小様々なものが来ますが、上でご紹介した通りしっかり理論立ててデザインされたものほど修正が少ない場合が多いです。
しかしWebデザイナー初心者のうちは色々と修正がやってくるでしょう。
小さい修正であればそれほど困難ではありませんが、デザインの方向性違いはとても大変です。
全体のデザインを再調整しなければいけない他、何種類かのデザインパターンを用意しなければいけない場合もあります。
だからこそデザインの方向性決めはとても重要な作業になります。
色々考えてデザインを作って、提出してドキドキしてそれがほぼ否定されたとき・・・超ヘコミますよね!!そしてそのヘコみに堪えて夜通し一生懸命修正して、そして「まだ違う」と言われたら!?
自分、向いてないのかな・・・
とか思ったりしますよね。
プロのデザイナーの対処法
こんなときプロのデザイナーであれば、心のヘコミを抑えてまずクライアントに「正しいデザインの方向性」を改めて確認します。
なんとなくではなく、具体的に例を交えて確認します。
「こういうのを求めていたのか!」ということが分からないとこの後も修正オンパレードになってしまうためです。
そして提出したデザインを客観的に第3者の目線でどの点を修正すればいいか冷静に考え、あとは修正するのみです。
正しい方向性の修正が済めば、仕事は必ず終わります。
ただそのプロセスに耐えられるかどうかということだけです。
適性度チェック
ここから質問です。
質問
あなたは、こういう修正依頼が来てもWebデザイナー、やれそうですか?
答え
- やりたい!:25点
- できる:20点
- できそう:15点
- 苦手かも:5点
- 絶対ヤダ!:0点
Webデザイナーの適性チェック まとめ
Webデザイナーの適性について、いかがでしたでしょうか?
合計点数を見なくても大体向いてるか向いてないかは理解頂けたと思いますが、一応以下のように適当にランク分けしてみました
最終評価
- 100点満点:是非Webデザイナーをやるべきです!大物になるかも!
- 95点〜80点:是非Webデザイナーをやりましょう!
- 75点〜60点:素質は充分あるでしょう。
- 55点〜5点:他の職種がいいかもしれません。
- 0点:Webデザイナーと真逆の職種がいいでしょう!
デザインが好きな方なら60点以上は目指せるでしょう
という意味で「デザインが好きなら十分適性あります。」というお話でした。
Webデザイナーの適性についてお悩みの方にとって、この記事が参考になりましたらとても嬉しいです!
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